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新渡戸文化短期大学の東高円寺キャンパスにあるヴォーリズ建築「新渡戸記念館(1号館)」。
【関連ブログ】1937年竣工のヴォーリズ建築「新渡戸記念館(1号館)」~東高円寺キャンパス~
2026年10月17日放送のテレビ東京「新 美の巨人たち」で、ヴォーリズ建築の代表作の一つ「神戸女学院」が特集されました。
番組を見て、特に印象に残ったことが二つあります。
一つは「階段」、もう一つは「取り合い」です。
今回は「階段」についてご紹介します。
普段、何気なく上り下りしている新渡戸記念館の階段。
以前から、不思議なほど上りやすいと感じていました。

無理なく、自然に足が運ばれる。
そんな絶妙な勾配なのです。
番組では、ヴォーリズが階段の高さにもこだわり、「16cm」という寸法を採用していたことが紹介されていました。
もしかしたら、新渡戸記念館も……。
そう思い、早速、階段の高さを測ってみました。

すると、なんと、ぴったり16cm。
日頃感じていた階段の上りやすさ。
その理由の一端に、ようやく触れた気がしました。
建築の美しさは、目に映るものだけではない。
日々の何気ない動作の中にも、設計者の思いや工夫が息づいている。
「魂は細部に宿る」。
90年近い時を経た今も、ヴォーリズの細部へのこだわりは、私たちの日常の中に静かに生き続けています。
(文責)新渡戸文化短期大学 宮田雅之
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