いやー早いもので今週で5月も終わってしまい、年度の1/6を消化した事になります!
年でいうと、5/12が過ぎた事になります。 ほぼ2025年の半分弱が終わった事になります (怖)

ちなみに本学では一番早い入試である 既卒者・社会人選抜の臨床検査学科第1期WEB出願がスタートしました。
近年の学び直しのニーズやリカレント教育の流れで既卒者・社会人の入学やオープンキャンパス参加が増えています。

特にフードデザイン学科は2年間という事もあり、他では学べないカリキュラムを短時間で修学出来る事、
両コース共に、専門実践教育訓練給付金対象校ですので、学びに必要な資金を大幅削減できるので、もし既卒者・社会人の方はご利用ください!

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さて、前段がながくなりましたが、連載内容に入って参ります!
本日は『食文化』、『フードテック』から『モーダルシフト』あたりを紹介して行ければと思います。

連載タイトルの『世界は食そのものだ!』って本当にそうなんです!
世界中で食べ物がなくなったら本当に困りますよね!
古代の先祖達は食べ物を求めて、より暮らしやすい肥沃な土地を求めて世界を移動してきました。
その土地ではその土地に合う食材や暮らしのスタイルが出来上がりました。

お米、小麦、ジャガイモ、タロイモ、トウモロコシなどその土地に合った特有の食材があり、かつその調理法も様々です!
人間に寄り添ってきた生き物達である鶏、豚、やぎ、羊、牛、馬、ロバ、ラクダなどもその土地に適した役割をもって来ました。
また、川が近ければ川の、海が近ければ海の海産物や魚介類・海藻類などの食文化も生まれてきました。

それは世界の食文化だけではなく、日本国内の47都道府県でもその特色は見てとれます!
なんであのエリアはあの食材が産地なんだろう?なんであのエリアではあの料理がおいしいのだろう!

その裏にはその風土や先人たちの知恵があるのです!
本当に食文化って面白いですよね!深いですよね!まだまだ未知の世界ですよね!
インバウンドなどで海外の方々が日本に来られていますが、その方々の事や文化を学びたいですよね!

ちなみに、そんな面白さはフードデザイン学科 食生活デザインコースの 食文化論 で学べます。
食文化の権威 森枝卓士先生が教えてくれます!

食文化の面白さにぴっぱられて脱線してしまいましたが、そんな食材が世界中で足りなくなってきているのです!
その反面食品ロスなど大量廃棄などの食余りの問題があり、その矛盾に世界は苦しんでいますよね。

ちなみに私が小学校の頃、サッカーのワールドカップ1986年メキシコがあって、その時の某スポーツブランドのテレビCMで、
マラドーナがワールドカップを掲げる映像と共に以下のナレーションが言われていました。
『彼は奪ってしまった48億人の心を!』今でも鮮明にそのCMと共に覚えています!(笑)
※彼とは優勝したアルゼンチンの至宝ディエゴマラドーナです。

そうなんです。1986年当時48億人だったのです。
国連の統計で2025年は82億人
2080年(55年後)には103億人って言われています。
今20歳の方が75歳になった世界では103億人。1986年当時の倍ですよ!

そりゃー食材も、水も、家畜などの食料も建材もなくなりますし空気も汚れますよね。
それでも私達は生きていかなければいけない未来がありますし、未来に残したい地球があります。
私達の子孫が困らないように美しい地球を残す義務もありますよね。

今、そこを設計し、デザインをして生きていく事が必要なのです!
そして、食は世界と未来と生命と直結している訳ですので、食生活をデザインすることは地球をデザインすることに繫がっているのです。
ですので、フードデザインという全方位的に食を読み解く学びが必要な為、フードデザイン学科は生まれました!

そんな食料危機である世界に朗報なのが、フードテックです!
今回はその文脈での代表格であるある代替えミート、培養肉、昆虫食などではなく、3Dフードプリンターや、
次世代IHクッキングヒーターなどの皆さんも使用することができるもっと身近な最新機材
についてご紹介します!

どうしてもフードテックというと、●●大学の研究チームがとか、某○○会社が、、、、など、
スケールの大きなお話しに感じるかもしれません。

しかし、フードテックはもっと身近で身の周りでも進化しているのです!

◆3Dフードプリンターについて◆
皆様はテレビなどで最近取り上げられる3Dプリンターってご存じですよね?
特に小ロットの工業製品で使用されます。
精巧なフィギュアや製品のパーツなどの制作で大小様々な3Dプリンターがあります。

3Dプリンターで家さえも創られ始めています (驚)
3Dプリンター住宅 例 外部サイト

そんな3Dプリンターのフード版である『3Dフードプリンター』が本学には2台あるのです!

今のデジタルネイティブである学生は凄いですね!
たった2回の授業で使いこなし始めました!凄いリテラシーの高さです!


こんな風にCAD(キャド)ソフトを使いこなし、3Dのモデリングデザインをつくります。


まだたった2回の授業でこんな複雑なデザインも制作できるようになるんですね!


実際に自分で3Dフードプリンターをオペレーションして出力スタート!
自分独自のスイーツが生まれる瞬間をついつい思い出に残してしまう!テンションは必然的に上がります!

商品企画や開発というとどうしてもハードルの高いものに感じがちですが、千里の道も一歩から!
実はこのような日々の開発・実験の小さな積み重ねから多くの経験やヒントが得られるのです!

よく言われる事ではありますが、完璧に時間をかけてグランドデザインを練った上で推進していく事も重要ですが、
それよりも出来る事でスモールスタートしテスト&エラーを繰り返えす。
そんな試行錯誤をしながらブラッシュアップや経験を蓄積していくのが一番の近道だと私もおもいます!

商品企画や商品開発も成功の道は同じだと思っています!
更にその権威やノウハウを持っている先生、同じ目標のある同級生、そのテスト&エラーを許してくれる環境やカリキュラムは
どんなに皆様の成長を助けてくれることでしょう!


特に新渡戸では3Dフードプリンターだけではなく次世代IHクッキングヒーターのカリキュラムなどもあり、
先に述べた食文化や調理なども含め、食に関する天地左右裏表の全方向から食を学べ、食の末来を創造できる場となっております。

◆モーダルシフトについて◆
この言葉は流通の分野での最新動向として最近耳にする機会が増えたのではないでしょうか?

流通というと皆様が注文したものが届く宅配便やコンビニ配送などが身近な話題ですが、
もっと大きな話でいうと、タンカー輸送や飛行機などでの輸出入などもその範疇ですし、
本当に小さな範疇でいうと隣の県のおばあちゃんちへ贈り物を届ける。これも流通の一部だと考えられます。
ちなみに最新動向では、某ショッピングサイト大手企業がドローンなどで配送を運用するなどの話題も同じ分野の事です。

さて、先程の隣の県のおばあちゃんちへ贈り物を届けるのにどんな方法で届けるか?でモーダルシフトについて例えてみますね。

隣県のおばあちゃんちまで30kmあるとして、荷物は小包1つ程度。

考えられる輸送のパターンとして、徒歩、自転車、バイク、自家用車、バス、タクシー、電車などが思いつくと思います。
輸送方法を選択するにあたり何を基準にするか?が重要になってきているのです。

基準例としては時間、労力、コスト、混み具合などが判断基準だと思います。
そこに、『Co2排出量』という新しい指標を考える事が実は重要になってきております。

では、モーダルシフトにあたるのは上記の中でどれかというと、バス、電車などの公共交通機関を使用する事です。
他にもビジネスベースでは鉄道などの貨物車両や船の輸送などが推奨されています。

つまり、個人的な要望で個人だけが乗れる自家用車やタクシーなどより、みんなと一緒に同じ乗り物をシェアして移動するバスや鉄道の方が、二酸化炭素の排出を抑えられ、地球にやさしいという訳です。

同様にビジネス面で貨物船が飛行機よりも推奨されはじめた理由は、到着時間の差はあれど使われる燃料と排出される二酸化炭素を考えると貨物船の方が有効とされる為です。

この考え方は『エシカルフード』の文脈にも近く、流通の奥底までを考えて環境に社会に良いものを消費者が選ぶことの重要性にも繋がります。 空輸で届いた世界各地の珍しい美味しいものを食べるのも理解できますが、身近にある『地産地消』を考え、Co2マイレージの少ない製品を選ぶ事が重要です。

同じ様に食の世界でも、企画過程、製造過程、流通過程でエコである商品が推奨さており、食にまつわる全ての人にも知識・経験・解決策などを持ち合わせることがマストになってきています。食生活デザインコースではそんな視点で商品開発や店舗経営、マネジメントなどを深堀できる授業が多く、時代のニーズの先をいく人財の育成をしているのも特長です。

今回も伝えたい話題が多すぎて話が右往左往して、定まり切っていませんが(笑)、
次回も色々な話題で更新してきたいと思いますので、お楽しみに!

次回はSNS発信や広報PR、ジャーナリズム、サスティナビリーレポートなどの文脈で食を深堀してみようと思っております!

では!
VOL2はこちらから!