突然ですが、みなさまはテレビを何時間位みますか?携帯をどのぐらい使いますか?
先日在学生のホームルーム(←新渡戸には中学校・高校みたいにホームルームという時間もあり、クラスメイトと仲良くなれるんです!)にお邪魔する機会があり、質問してみたら、テレビは見ないで携帯でYouTube・インスタ・TIKTOKなどのSNS(Social network service)やネットフリックス、アベマTV、ティ―バーなどのVOD(video on demand)などやオンラインゲームなどを利用する学生がほどんどでした!(驚)
という私もテレビ離れが進んでいるので、そうだよなー!って思った次第です。
私がまだ若かった1990年頃は、『テレビ・新聞・雑誌・ラジオが4大メディア』などと言われていて、そこに交通広告や屋外サインなどが追随し、メディアと言えばテレビや新聞・雑誌が全盛期の時代でした。
そこから時が経ち、1990年頃にインターネットが普及し始めると2000年にはインターネット広告が台頭し、
2010年代にスマートフォンが普及し始めた事で、それ以降はYouTube、Facebook、Twitter、LINE、インスタ、TIKTOKなど、皆様にお馴染みのSNS全盛期の時代に突入してきました!
少しマニアックにカメラの世界に話をさせていただくと、1990年代はフィルムカメラが(写ルンですがめちゃくちゃ流行りました!簡易的なポラロイドカメラもありました!)。
そして2000年代になるとデジカメが台頭し、当時2000万画素のデジカメは数百万円とかしていて、銀塩フィルムとデジカメでのこだわりを語り合うカメラマンのプライドをよく見たものでした!(笑)懐かしい!
※A4サイズで完璧に綺麗に見え、A2に引き延ばしてもギリギリ耐えられるのが2000万画素のレベルです。
その後、2010年頃にはプロカメラマンが使用するレベルのデジカメは6000万画素、8000万画素、1億画素などまで行きつき、
それ以降はプロ仕様のカメラも徐々に価格も下がりはじめ、プロカメラマンもデジカメユーザーに大半になってきました。
それに伴い、デジカメには更に付加機能がつき、映像撮影などもできるようになっていきました。
※もちろん今でも本当のプロはビデオ用とスチールカメラは使い分けます。
しかし、あまりにもデジカメの機能が高いので、一般の人にも参入しやすくなり、
カメラマンの仕事は脅かされるようになり始めたのでした。
また、同時にスマフォはそれ以上の進化を続け、カメラ機能、映像機能もグングン進化をとげていきました!
今iPhone15以降ではなんと4800万画素!(驚)
今では2010年頃にプロが使用していたデジカメのレベルを超え、現在のプロでも使用しているレベルの解像度を素人の一般庶民がスマフォで手軽に再現できるようになったのです!
そして、スマフォやデジカメの進化は更に今後も進んでいきます!
ここまで、長々書いてきましたが結局何を言いたいのかというと、『もう自分で撮影も映像も創れる時代に突入していて、そのスキルを手に入れないと置いてけぼりになる!』という事です。更にいうと、『当たり前のレベル以上の事を学べば、他の人より数歩前を歩いて行ける!』という事をお伝えできればと思ったのです!
では、スマフォやデジカメの進化でも淘汰されなかったプロカメラマンはどのように生き残ってきたか?
それは、
1、より専門性の高いジャンルに特化し、真似できないクオリティーを更に上げる
2、得意ジャンル以外のジャンルにも挑戦する(物撮りから人物撮影に、スティール撮影から映像撮影になど)
3、企画やコピーライト、撮影のディレクションやコーディネート、映像の編集、SNSの発信、カメラ講座など仕事の幅を拡げる
などなどでした。
上記を見て何か気付きませんか?
そうなんです。私達一般市民の世界にプロの世界が近づいてきているのです!
現代を生きる若い人達は、
+ 高解像度のスマフォを持っていて写真も映像も撮れる
+ SNSなどの発信もでるリテラシーがある
+ そして自然と湧き出る豊かな感性と感受性の素晴らしいアンテナを持っている
+ 更に学んだり、試行錯誤できる豊富な時間がある!
ですので、これらの皆様が元々持ち合わせているスキルに加えて、『専門性の高い真似できない撮影スキル』・『企画やコピーライト力』が備われば鬼に金棒ではないですか?
そうなんです。
新渡戸文化短期大学のフードデザイン学科 食生活デザインコースでは、食に関しての発信と表現のプロが、
『専門性の高い真似できない撮影スキル』・『企画やコピーライト力』を教えてくれるカリキュラムを充実させているのです!
食の世界の撮影は『シズル感』という独特な撮影表現があります!その他にも撮影には『陰影で光を操るライティングの技術』、『被写体に対しての構図や画角』『色相や彩度、色域調整、シャッタースピード』など皆さんの考えの及ばない深ーーい世界があります。
※シズル感 に関しては食の世界では避けては通れない重要な表現の事なので、最下部に補足説明を記載しますので是非ご覧ください!
また、コピーライトに関しても、インタビュー形式、ルポ形式、物語形式、キャッチコピー、説明用コピーなど様式も様々で、様式に合わせて体言止めやですます調などの文体も様々ですよね。
その上、映像や写真など多くの情報量を一瞬で伝えられるメディアとは違い、コピーライトは限られた分量のなかで、言語を取捨選択しわかりやすく伝える事も重要になってきますので、このスキルは単に情報を発信というだけではなく、社会に出てからのコミュ二ケーションスキルの向上にもつながります!
ですので、皆さんに必要なこれらのスキルを伸ばすことで、即戦力として社会で通用する『食の発信者』になれ、
食の世界で、広報PR関連の業務や、サスティナビリー推進対応業務、販促業務などにつけるようになります!
中段のフードメディアプロデュース参照
ちなみに映像は、食の映像作家として、産地の生産者や食品メーカーなど食に関わるドキュメンタリー映像の撮影・編集を行いながらも、料理イベントのライブ映像の配信などでも活躍中の志賀 元清 先生が担当!
こちらの作品なども手掛けていただいています!
その2 こちらも志賀先生の作品です
そしてコピーライトは、農と食のジャーナリスト農畜産物流通コンサルタントであり、野菜・肉からエシカルフードまで幅広く食情報を発信されているジャーナリストでもあるフードデザイン学科 学科長 山本 謙治先生が担当!
テレビ出演やラジオレギュラーなども持っている多忙な中、ジャーナリスト魂を込めて出張先で出会った食をレポートする、
やまけんの出張食い倒れ日記にはたくさんのファンがいます!
やまけんの出張食い倒れ日記 はこちら
やまけんから食のコンサル&ジャーナリストの視点+コピーライト&スチール撮影技術を、志賀先生から一流の映像撮影技術と編集技術を学べるなんて羨ましい! 私も学びたい!
これまでのVOL1~VOL3で述べてきた食生活デザインコースで学べるエシカルフード、食文化、フードテックなどに関する知識や経験に、本日お伝えした『メディア』という学びを加える事で、食のトレンドクリエーターは完成します!
色々難しい事も記載しましたが、お伝えしたい事は『食が好き!』『食は笑顔や健康の基本!』『食の世界をもっと知りたい!』『自分の進路が未決定!』など、どれかに当てはまる人は本学のオープンキャンパスに一度来てみてください!
オープンキャンパスの申込はこちらから
きっとあなたの『これだ!!!!』が見つかります。
そして、もし入学したあかつきには『息を吸うように自然に知識や技術を身につけることができた!』って事に気づくはずです!
そろそろ終了の時間になりました!
VOL4は少しマニアックなお話しが多かったですよね!
でもその位、コピーライトや撮影の世界はめちゃくちゃ深いのです!
そして面白いからこそそんな仕事につきたい人も多いのが事実!
だからこそ数歩先を行くイノベーターになりましょう!
次回は『店舗経営』や『マーケティング』に関して話していこうと思っております!
では!
【告知】フードデザイン学科 既卒者・社会人選抜の第一期WEB出願が6月2日からスタートします!
既卒者・社会人のWEB出願はこちらから
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【シズル感 に関する補足説明】
シズル感とは食欲や購買意欲をかき立てる感覚のことを表す言葉や表現の事をいいます。
言い換えれば日本人が世界一優れている『オノマトペ』を言葉や写真、映像表現するような事とも言えます!
元々は広告写真を撮影する際に、『みずみずしさを表す言葉』として使用されていました。
食の世界では食品や料理などを宣伝する際、そのおいしさや、みずみずしさをいかに表現し伝えるかの試行錯誤をしてきました。
例えばお肉を切ったときに流れる肉汁、煮込んだトロトロのシチュー、ピザの伸びるチーズなど様々な場面でシズル感を演出し
消費者の購買意欲をかき立てる努力をしてきました!
このシズルという言葉は、肉を焼くときの「ジュージュー」という擬音語を英語でsizzelと表現することから生まれました。
※アメリカの営業コンサルタント、エルマー・ホイラーによって提唱されました。
今では食べ物に限らず、商品やサービスの臨場感を伝える意味でも用いられ始めています。
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