皆さん、日本のがん検診受診率が世界の先進国に比べかなり低いことをご存じでしたか?9月は『がん征圧月間』です。
今回、私たちは、中野区がん検診の普及啓発及び受診率向上に関する協定の一環で、中野区役所内において『がんを知るパネル展示とミニ講座』という形で参加しました。病理ゼミ所属のボランティア希望学生15名が、お揃いのTシャツ姿で展示物の説明や顕微鏡下の細胞説明に燃えました。自分の頬粘膜細胞で標本を作製し、顕微鏡下の400倍で見ることができる顕微鏡コーナーは、絶え間なく区民の方の参加があり感動の声が聞けました。また、尾形准教授の講演では、後日、中野区役所の方より、『中野区1階の総合案内に、お客様より、子宮がんのお話がよかったというお声がありました』という報告をいただきました。
臨床検査技師の仕事の範囲は様々でとても広いですが、その1つにがん検診があります。今回、このような機会をいただきご協力できたことは、私たちにとって大変勉強になり、やり甲斐を感じる1日となりました。
がん検診による早期発見で救われる命の数は図り知れません。地道な活動により、少しでも多くの方にがん検診の大切さを知っていただき、少しでも受診率が上がることを祈っています。T.O&T.Y