栄養士を目指す1年生の実験科目『食品衛生学実験』のある1日の様子を紹介します。

栄養士が作る食事は「おいしく」「栄養満点で」「安全(衛生的)」でなければなりません。

食品衛生学実験は、食品における「安全(衛生的)」について実験を通して学ぶ科目です。

 

この日は、空気中にどのくらいの細菌が漂っているのかを実験で調べました。

空気中の細菌、環境の衛生が食中毒の発生・予防に関わってきます。

 

まずは空気中の細菌を捕まえて育てるための「寒天培地」を作ります。

 

上の写真にある青い機械(まるで洗濯機みたいですね)は、

オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)といってあらゆる細菌をやっつけて(滅菌といいます)、

器具や培地を無菌的(まったく菌がいない状態)する機械です。

この実験には欠かせません。

滅菌した寒天培地をかためて…

 

調べたい場所に寒天培地をある程度の時間置いておきます。

培地の中に落ちてきた空気中の細菌を育てて、形が見えるようにして観察します。

生えてきた細菌が少ないとより衛生的な環境で多いと不衛生な環境ということになります。

 

どんな場所にどんな細菌がどのくらいいたのでしょうか。

実験は班ごとに行いますが実験結果は班の枠を超えてクラスで共有し、結果が意味することを考えます。

手についている細菌を調べる回などもあります!

 

ますます寒くなり、空気が乾燥する季節になりました。

空気が乾燥していると細菌やウイルスは空気中に漂いやすくなるので注意が必要です!

風邪をひきませんように。

M.I