臨床検査技師の活躍場所

2. 病院検査室以外のさまざまな施設

病院以外の活躍場所は???

臨床検査技師が活躍する場は、病院の検査室をはじめとした様々な職場があります。
ここでは、病院の検査室について説明します。

病院の検査室以外で臨床検査技師が活躍する場を紹介します(名前をクリックすると説明に飛びます)

1. 臨床検査センター
2. 健診センター(健康診断・集団検診施設)
3. 献血・骨髄移植関連
4. 研究室(大学)
5. 研究室(企業)
6. 不妊治療(エンブリオロジスト.胚培養士)
7. 治験コーディネーター
8. 企業(検査薬メーカー)
9. 企業(検査機器メーカー) などがあります。

 1. 臨床検査センター

街の小さな医院やクリニックでは、検査機器を導入して様々な検査を行うことは困難です。臨床検査センターはそんな医療機関から血液や尿を預かって検査を行う施設です。よってここで働く臨床検査技師は病院の検査室と同様の検査を行っています。

〔本学における主な就職実績〕

SRL、BML、三菱化学メディエンス、メコム、保健科学研究所、江東微生物研究所、日本ノーバメディカル研究所、京浜予防医学研究所、ピーシーエルジャパン、 セントラルパソロジーラボラトリー

 2. 健診センター(健康診断・集団検診施設)

日頃から健康だと思っている人でも、ひそかに病気が潜んでいる場合があります。それを見つけるのが「健康診断」
であり、「健診」と略します。病院は、身体のどこかに不調を訴えた方が訪れる施設であるのに対し、健診センターは、健康だと思っている人の病気を発見する場であると言えます。 また「検診」という言葉は、ある特定の病気の早期発見、早期診断を行う場合に使う言葉で、「胃がん検診」とか「肺がん検診」などと呼ばれるものがそれにあたります。 いずれにしろ「健診」も「検診」も、健康だと思っている人に対して行われるものですが、病気発見のためには病院と同様の検査が必要となるため、その検査を臨床検査技師が任されることになります。

〔本学における主な就職実績〕

PL健康管理センター、板橋中央総合病院 中央検診センター、日本労働文化協会、恵比寿健診センター、聖隷予防健診センター、宮城県予防医学協会

 3. 献血・骨髄移植関連施設

まずは、献血関連の職場について説明します。献血で集められた血液は病院での輸血に使われます。 献血によって得られた血液は善意によるものですから、いわゆる患者さんの血液ではありません。 しかし献血してくれた人が必ずしも健康であるとも限りません。病気の自覚がないまま献血された方の血液(病的な血液)を患者さんに輸血する事は出来ません。そのため献血で得られた血液に対して様々な検査を行い、一定の基準をクリアした血液だけが病院に供給されて患者さんに輸血されます。日本でただひとつ、献血に関する仕事を任されているのが日本赤十字血液センターです。臨床検査技師はそこで血液の検査業務を担当します。

次に骨髄移植関連の職場についてです。血液に含まれる赤血球や白血球などは骨髄(こつずい:骨の中身)で作られますが、白血病などはこの骨髄が異常になり、ちゃんとした血液を造ることができなくなる病気です。その治療法のひとつが骨髄移植です。健康な人の骨髄を移植する事で骨髄の働きを元に戻そうという治療です。正確には骨髄に多く含まれる造血幹細胞という細胞の移植なので造血幹細胞移植という呼び方をします。骨髄移植や臓器移植では患者さんと骨髄や臓器をくれる相手(ドナーと呼びます)とのHLAという型が合わないと成功しませんが、型が合う人は数百人に1人程度という低い確率であり、ドナーを探すのはとても大変です。最近では必ずしも骨髄を移植しなくても、身体を流れている血液や、赤ちゃんとお母さんをつないでいる「へその緒(お)」を流れている血(臍帯血(さいたいけつ)と呼びます)の中にも骨髄移植に使える細胞がある事がわかりました。「へその緒」の血は妊娠中にわざわざ採るのではなく、出産時に赤ちゃんと一緒に出てきた「へその緒」に残っている血を集めます。この「へその緒」の血を集めて、造血幹細胞移植をしたい患者さんのために保存しておく施設が臍帯血バンクです。ここでは、「へその緒」から移植に使える細胞だけ取り分けて、保存するといった仕事を臨床検査技師が行っています。

〔この分野の就職先〕

東京都赤十字血液センター、献血供給事業団 東京臍帯血バンクなど

 4. 研究室(大学)

大学の研究室では、臨床検査技師となるために学んだ知識や技術を活かして、医療分野での基礎研究や臨床研究の技術員として活躍しています。 また、教務課の教員として採用される場合もあります。

〔本学における就職実績〕

日本医科大学病理学教室、慶應義塾大学医学部病理研究室、慶應義塾大学医学部眼科学教室、慶應義塾大学医学部血液内科、癌研究会癌研究所、新渡戸文化短期大学臨床検査学科など

 5. 研究室(企業)

製薬メーカーの研究所において、臨床検査技師となるために学んだ知識や技術を活かして基礎研究や臨床研究の技術員として活躍しています 。

〔本学における就職実績〕

武田薬品工業株式会社、藤沢薬品工業株式会社など

 6. 不妊治療(エンブリオロジスト.胚培養士)

最近では、不妊に悩むケースが増えており、不妊治療を専門としたクリニックが増えています。不妊治療に欠かせないのが人工授精であり、その作業を任されるのがエンブリオロジストとか胚培養士と呼ばれる技術者です。両者とも国家資格ではなく学会による認定資格であり、認定する学会が異なるため名称も違っていますが、役目は同じです。人工授精の作業は、豊かな知識と正確な技術が要求されるとても大切な仕事です。臨床検査技師となった者は、人工授精に必要な基礎技術を持っていると評価されているため、多くの臨床検査技師がその職に就いています。

〔本学における就職実績〕

さちレディースクリニック、木場公園クリニック、高橋レディースクリニック、東京HARTクリニックなど

 7. 治験コーディネーター

新しい薬を開発する場合、動物実験だけでなく人間に投与して、その薬の効き目(有効性)や副作用が出るか(安全性)などを調べます。厚生労働省から「薬」として承認を受けるために、実際に病気をもつ患者さんに薬を投与してみて、効果や副作用を調べる試験を「治験」と呼んでいます。治験を行う際、主治医は薬の量や飲むタイミングを決めたり、患者に対する基本的な説明は行いますが、投与している期間に患者さんからその後の様子を詳しく聞いている時間はなかなか取れないのが実情です。そこで、医師と患者の間を取り持つのが治験コーディネーターであり、患者さんから薬を服用し始めてからの様子(体調、食欲や体重などの身体の変化 など)や、きちんと薬を服用しているかをなどを聞いたり、検査データとの関連等をまとめて、医師および製薬メーカーに報告するといった仕事を受け持ちます。

〔本学における就職実績〕

フェーズオン、総合臨床サイエンス、エスメディサ、JCDサポート、臨床薬理医学研究所、アレグロなど

 8. 企業(検査薬メーカー)

検査薬メーカーからの求人には2通りあります。
1つは、製造部門です。特殊な検査薬は需要が少ないため大きな工場で大量生産できません。そのため専門知識をもった技術者が少量生産にあたります。臨床検査技師となるために学んだ知識や技術が、試薬製造の場で活かされるのです。
1つは、学術職です。検査に使う試薬を病院の検査室などに売り込むのは「営業職」の仕事ですが、営業職は検査の専門知識を持たない者が多いため、詳しい説明や実際の使用方法を実演することが苦手です。そこでそういった場面で営業職を補助するのが「学術職」の仕事です。臨床検査技師となるために学んだ知識や技術を活かして、新製品の学問的な説明や実演操作(デモンストレーション)などを行ったりします。 営業職と違い、毎月の売り上げ目標といったノルマなどはありません。

〔本学における就職実績〕

シマ研究所、ロシュダイアグノスティクス、富士フイルム、栄研化学など

 9. 企業(検査機器メーカー)

検査機器メーカーからの求人には2通りあります。
1つは、メンテナンス部門です。 ここで言うメンテナンスとは、検査機器の調子を整えたり、消耗部品を交換したり、機械が正確に動いているかをチェックしたりする事を指します.この職種は、病院などの医療機関で使われている検査機器のメンテナンスを行うものであり、機械の本格的な修理ではないので工学系出身者ではなく、むしろ検査の知識をもった臨床検査技師が適任となります。
もう1つは、インストラクター部門です。 新しく発売された検査機器の機能や取り扱い方法の説明や実演、展示会等でのデモンストレーション、講習会での講演や実技指導などを担当します。これも検査の知識と技術を兼ね備えた、臨床検査技師ならではの仕事であると言えます。

〔本学における就職実績〕

東ソー・テクノシステム、アロカ株式会社、GE横河メディカルシステムなど

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